音楽療法士とボランティアスタッフによる音遊び、歌作り、合奏曲、即興演奏、描画、
ムーブメントとアーティストによるワークショップを、横浜こども医療センターにて
7月から6回開催予定。その集大成として9月には作品展とコンサートを行う。
【会期】
2012年7月~9月(予定)
【会場】
(独)神奈川県立こども医療センター
〒232-8555 横浜市南区六ッ川2-138-4
(弘明寺駅からバス約10分、東戸塚駅からバス約16分)
【イベント】
2012年9月27日(木) コミュニティ・ミュージックセラピー(CoMT)音遊びフェスティバル2012
【主催】
よこはま音楽広場実行委員会
【ホームページ】
http://www.facebook.com/pages/よこはま音楽広場実行委員会
神奈川県立こども医療センターには、高い天井から陽光の降り注ぎ、まぁるい形のカラフルなソファーが置かれた外来ロビーがあります。一般的な病院よりも和やかな印象なのは、入院や治療のために来院している子ども達と、警備員さんがニコニコと遊んでいたりするからでしょう。
この日はコミュニティ・ミュージックセラピー(CoMT)として数回開催された音楽療法ワークショップの発表会。ロビーの一角がステージに変わり、大きな楽器を抱えた大人達と、いつもよりお洒落をした入院中の子ども達が揃うと、発表会のスタートです。今年参加した子ども達は楽器を演奏できる子が多かったそう。
「お客さまに見てもらう」という気持ちで一生懸命に演奏する姿を見せてくれました。一時的な拠り所としての医療の現場。何か不具合のある時にしか来ることのない場所で過ごす時を、「非日常」として楽しみを諦めてしまうことは容易だと思います。でもそこに音楽があり、「素敵な非日常」が入り込んでくると、子ども達はこんなに生き生きと真剣な表情をする。これは親御さん達にも勇気になるはず。
「私に何ができるかな。」そう自問自答しながらこの場で活動を始めたという高田さん。2年目の手応えが今後の高田さんの更なるパワーになりそうです。
取材・文
寿オルタナティブ・ネットワーク 友川綾子
(取材日:2012年9月27日)