アートを通じて被災地との交流を始めているアーティストを中心に、
子ども、大人、障がいのある方たち、誰もが参加可能なワークショップを企画。
被災地から移住した家族、夏休みの短期保養にやってくる子どもたちと、
出会い交流する機会をつくる。
【会期】
2012年7月11日(水)~9月2日(日)
【会場】
スペースナナ(横浜市青葉区あざみ野1-21-11 あざみ野駅西口徒歩6分)
【イベント】
7/11(水)~7/22(日) 「今井紀彰芸術大サーカス」On The Earth-Tokyo展示
7/14(土) 「今井紀彰芸術大サーカス」展ワークショップ「何でもスイッチを作ろう」
7/15(日) 「今井紀彰芸術大サーカス」展ワークショップ「写真で遊ぼう」と
東日本大震災被災地ボランティア体験トーク(出演:今井紀彰、中津川浩章)
7/31(火) 「江戸の紋切り遊びでハガキを作ろう!」下中菜穂切り絵ワークショプ
7/31(火)~8/12(日)「ふわふわと日本のかたちが舞い降りる。
江戸の切り紙『紋切り』インスタレーション」下中菜穂作品展示とワークショップ
8/12(日)~9/2(日) 「影踏み」 首藤幹夫の作品展示とワークショップ
8/26(日)「幻燈機がやってくる」首藤幹夫ワークショップ
【主催】
スペースナナ
【ホームページ】
http://spacenana.com
ちょっとカフェにお茶をしにいく気分でスペースナナに出かけたら、そこは文化の香り漂うあたたかな場所だった。あざみ野駅から6分ほど歩いた所にあるスペースナナは、編集者ら13人が発起人となり2010年の12月にオープンしたそう。フェアトレードの雑貨や食品のショップ、ギャラリーやイベントにカフェにもなるスペース、片隅にはフェミックスという出版社の事務所がコンパクトに居心地よく共存しています。
毎週金曜日にはスタッフがいつもの「うちごはん」を作ってみんなで食べるナナ料理部にワンコイン(¥500)で参加できたり、定期的に絵画や造形教室をしていたり。アートもあるし、「食」もある、人が集う、本もある。そんな様子が、なんだか神保町の裏路地あたりにいるような気分にさせてくれます。
毎月発行しているフリーペーパー、nana通信のバックナンバーを眺めていたら、この7月に上野千鶴子さんのトークイベントがあったみたい。ジェンダー論で知られる社会学者で、『おひとりさまの老後』の著者でもある千鶴子さんのお話、スペースナナのような誰でも肩の力を抜いてすごせる、親密感を持てる場所で聞いてみたかったなぁ。
そうそう、スペースナナは「あざみ野でつながろう∞ともだち開発計画?アートで遊んで出会っちゃおう?」という、こどもから大人まで楽しいワークショップ企画で横浜アートサイト2012に参加していたのでした。ギャラリーには今井紀彰さんの「“なんでもスイッチ”をつくろう」というワークショップ参加者の作品が展示されていました。いろいろな方が参加されていて、ボーダーレス !
取材・文
寿オルタナティブ・ネットワーク
友川綾子
(取材日:2012年7月31日)