夏期(7月〜9月)は、横浜動物の森公園予定地内の豊かな森の中で、
森の資源を活かしたワークショプを多数開催。
秋期(10月〜11月)には、森を舞台とした展覧会とコンサートを開催し、
森からまちへ移動しての作品展示も行われる。
【会期】
2012年7月21日(土)~11月18日(日)
【会場】
横浜動物の森公園予定地(横浜市緑区 中山駅よりバス+徒歩で25分)および中山駅周辺公共施設
【イベント】
7/21(土) ワークショップ「森の木霊(こだま)2012」森の木でトーテムポールを作ろう
8/12(日) ワークショップ「森で音を拾う」森の小枝や草から音を見つけるアートな体験
8/25(土) ワークショップ「間伐材でクッキング」森の料理は石窯や焚火でつくります
10/8(月・祝)~10/27(土) 「森からまちへ作品展」地下鉄通路スペース、ラブニール橋
10/21(日) 「森のコンサート」
10/21(日)~11/18(日) 「横浜の森美術展5」
【主催】
GROUP創造と森の声
【ホームページ】
http://morinokoe.jp
こんなに都心に近いところに、緑深い公園があったなんて。
「創造と森の声2012」さんの森ラボというワークショップシリーズのひとつ「森で音を拾う」に即興音楽担当としてお邪魔させていただきました。一歩森の中に入ると、空気が変わるのがとても心地よい空間。
このワークショップは講師の指導のもと、森の中で音を感じるものを拾いあつめ、手作りの木の箱に立体的に貼りつけていき、完成作に即興で私たち演奏をつけるというもの。「どんなものでもいいから自由な発想で拾ってください」という先生の言葉をうけ、子どもたちはとても生き生きと森の中を探索していました。拾ってきた木の枝や、花や色々なものたちのすてきなあつまりにどんな音がつけられるか、どきどきします。
作品制作の合間に、私たちの持参したおもちゃ楽器たちに子どもたちは興味津々。最初は遠慮気味だった子も、じわじわーっと近づいてきて、「これ何?あれは?」と一通り楽器で遊んでくれたのがとてもうれしかったです。ハーモニカが気に入る子や、鉄琴を壊れんばかりに鳴らす子。それぞれがはまる楽器が違って、個性が表れるのがとても面白かったです。
ワークショップの最後には、みんなが作ったボックスアートを一列に並べ楽譜に見立てました。まずは私たちが即興で演奏。それから、参加者の皆さんに自分の作品のそばに立って、お気に入りの楽器を使って演奏にも参加してもらいました。ちょっと照れてる子が多かったかも。
私は時々、「あなたの街へお邪魔します」というコンセプトで Marginal Comedy という音楽ユニット活動をしているのですが、今回の体験はなかでもとっても楽しかったです! なんといっても環境が最高ですから。
さわやかな緑の森の中でのとても贅沢な体験。忘れられない夏の思い出になりました。十月から、森の展覧会も始まるそう。森の中をめぐって作品を鑑賞するなんて、楽しいに決まってます。ぜひこちらにも足をお運びください。
取材・文
寿オルタナティブ・ネットワーク
熊谷薫
(取材日:2012年8月12日)