みなとみらい地区と野毛地区。西区内の新旧エリアの交流と世代間の交流を促し、
区内の創作活動（演劇、音楽、アート、川柳、手芸など）の発表の場として、
野毛山動物園、野毛山公園、横浜市青少年交流センター、野毛山荘を開放。
来場者も楽しめる参加型イベントも予定。

 

 

【会期】
2012年9月29日(土)

 

【会場】
野毛山動物園、野毛山公園、横浜市青少年交流センター、野毛山荘
（桜木町駅、日の出町駅周辺）

【イベント】
9月29日（土）　動物園劇場　新旧エリアの交流と世代間の交流を促す

 

【主催】
動物園劇場実行委員会

 

 

「動物園劇場って何だろう」と思いながら、野毛山動物園を目指してみたら、その道々で楽しい催しのお出迎えがありました。 横浜市青少年交流センターのふりーふらっと野毛山では、青少年委員の若者たちが作る焼きそばと作品展示。 斜め前の野毛山公園では、太極拳や紙芝居、バルーンアートなど８団体が演奏や演技を披露。 そのまた斜向かいの野毛山荘では、パンの販売と折り紙ワークショップや写真展示。 そして野毛山動物園では、親子連れが賑わう中、元ゾウの檻だったという広場に、ダンスや音楽の野外ステージがありました。 少し汗ばむ陽気の中、あっちこっちとうろうろするのが楽しくて、4つの会場を何度も往復しました。

 

今回が第1回目の動物園劇場、実行委員長の五十嵐洋志さんが活動に関わったきっかけは、 幅広い市民活動を企画したいという気持ちからだそうです。 始めてみると、施設や地域の方たちは協力的で前向きなアイディアがどんどん出ました。 今後は地域の人が主導権をもって自発的に活動できるよう手助けできたらとおっしゃいます。

 

忘れてはならないのが、この会場でもアートサイトつながりが生きていたということ。 都筑アートプロジェクトの今井紀彰さんがシロクマの檻の中でワークショップをしていたり、 我が金沢文庫芸術祭の「お絵描きバトン」を展示させていただいたり。 そういうつながりが嬉しいなぁと思いつつ、動物園劇場を後にしました 。

 

取材・文

金沢文庫芸術祭　井上えつこ
（取材日： 2012年9月29日）