センター北駅グリーンライン高架下と大塚歳勝土遺跡公園の一部を舞台に、
アート展示とライブパフォーマンスなどを実施。
こども向けのワークショップも随時開催し、
公共空間を利用したアートと日常を結びつけるプロジェクトを目指す。
【会期】
2012年10月7日(日)~10月28日(日)
【会場】
横浜市営地下鉄センター北駅グリーンライン高架下、大塚歳勝土遺跡公園
(センター北駅より徒歩5分)
【イベント】
2012年9月29日(土) Reconstellation in Tsuzuki 2012 ~みんなで朗読の公演を作ろう!
~①あなたの忘れられない本・大切な本をもとにみんなで朗読の舞台を作ります。
10月6日(土) Reconstellation in Tsuzuki 2012 ~みんなで朗読の公演を作ろう!~②歴史博物館プレハブ
10月7日(日) 「ツヅキーランド」げいじゅつテーマパーク/今井紀彰:造形ワークショップのお祭り。
10月8日(月・祝) 「ツヅキーランド」げいじゅつテーマパーク/今井紀彰
10月13日(土) Reconstellation in Tsuzuki 2012 ~みんなで朗読の公演を作ろう!~③歴史博物館プレハブ
10月14日(日) 嶋田勇介、須弥山:パフォーマンス。
10月20日(土) Reconstellation in Tsuzuki 2012 ~みんなで朗読の公演を作ろう!~④歴史博物館プレハブ
10月27日(土) びじゅつをめでよう。しでかすさんと行く!ツヅキ☆しでかす列車:電車ごっこをしながら展示作品を鑑賞します。
10月27日(土) 「ツヅキーランド」げいじゅつテーマパーク/今井紀彰
10月28日(日) 「ひみつ基地を作ろう!」今井紀彰:アートワークショップ。(参加費:500円)
【主催】
都筑アートプロジェクト
【ホームページ】
http://www.facebook.com/tsuzuki2012
「線路の下から旅にでる」というキャッチフレーズに魅かれ、向かった都筑アートプロジェクトで最初に目にしたのは、線路下に集まる沢山の子どもたち。不思議に思い近づいてみると、楽しそうに手袋で何かを作っていました。よく見るとその手袋はひとであったり、動物であったり、空想の生き物であったり。
なぜ線路下でワークショップを?担当する今井紀彰さんにお話を聞いてみました。
「普段は大勢のひとが素通りするフェンスで囲われた線路の下で、ひとが集まって笑ったり走り回ったりしていると場所も喜んでくれているような気がするんです。」
こうした活動は眠っている場所の魅力をアートで呼び起こすことにつながっています。線路下スペースに展示されている作品を見ると、大きな生き物が空を飛び、ミラーボールが輝き、ひとの毛を集めて作った巨大なキノコが植えられ…。作品の中には東日本大震災後の混乱時、タンクローリー車が東北へ向かって何台も何台も通る姿にインスパイアされ、アーティスト自身の故郷・東北への思いを込めた竹のアート作品もあります。多くの市民の皆さんが楽しそうにそうした作品を見ていました。
現代アートはとかく難しいと思われがちですが、ここの空間はただ感じるがままに作品を見ることができる場所ではないでしょうか。この旅は近いけれど心の奥深くに残る…そんなアートの旅を皆さんも是非体験してみてください。
取材・文
長者町アート☆プラネタリウム 斉須春美
(取材日:2012年10月8日)